乾く音
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桜の香りに包まれながらボウルを作っています。
この木は近くの山で切り倒された桜の木でまだ乾燥していません。
この状態でピキピキと音がしています。乾いていく時の音です。
まだしっとりしていて重みもあります。これから水分が抜けて乾燥していくので歪んだり割れが大きくなったりします。
どの程度割れが広がるのか、形が歪むのか、よく分かりませんが、
一応、これは割れちゃうな、とか考えながら、どの部分を使おうかと決めていくのでなかなか手が進まなかったりします。
002
割れや節がありますがその部分も使います。
避けて作る場合もありますがなるべく切り捨てることはせずに使いきりたいと思っています。
伐採された丸太の場合は割れや節などがあってもその部分を切り捨てることなく生かしたいという思いが強いのです。切り倒す現場を見たり、まだ生きていることが感じられたりするので無駄には出来ない、と強く思うのです。
それでも作りたい形やサイズもあるし、、どこまで生かしてどこを切り捨てるか、、、難しいです。
003
で、何とか繕って製作していこうと、真鍮で割れ止めを作ったり、漆で補修したり、木片を埋め込んだりと色々やってます。そうして作るものは手が掛かりますが、それなりに思いが伝わるものになり、樹の魅力も引き出せるのでは、と思って製作しています。
2月の展覧会に向けて製作中です。
焦りながら、、、。

2014-01-17 21:23:11      木工   -